antenna design / Makuakemon LP

AIに任せるとどうなるか
判断を入れるとどうなるか

自社商品「幕開紋」のLPを、3つの段階で並べました。
同じ中身・同じ素材から出発して、どこに人の判断が入ると何が変わるのかの記録です。

2026年9月19日 antenna design / 古川 恭子 ブランディング30年

判断が要る場所は2つありました。
ひとつは造形。もうひとつは、見た目が完成したあとの検品です。

A / AIに任せた版

2026.08.07

構成も文章も素材も、ひととおり出てきます。破綻もしていません。 ただ「説明として正しい」ところで止まっていて、読んだ人の側に何も残らない状態でした。

A版のファーストビュー。中央に紋、見出しは「節目を、会社の旗印に。」、屋号の横にローマ字表記、下に制作費330,000円〜とボタン2つ。
A / ファーストビュー
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A版の全景。

※ この版は公開していません(キャリア表記が更新前のため、記録としてのみ残しています)。

B / 造形の判断を入れた版

2026.09.02

ここで手を入れたのは、装飾ではなく判断です。 何を言うか、何を見せないか、画と文字のどこを合わせるか。3点だけ決めました。

B版のファーストビュー。浮世絵調の街並みを背景に、中央一軸で3行のコピーが組まれ、価格は出ていない。
B / ファーストビュー
全景を見る
B版の全景。
B版を開く

C / 検品の判断を入れた版

2026.09.19

Bは、見た目としては完成しています。
それでも実機で動かしたら、人前で開けない状態のまま置いてありました。 Cで変えたのは見た目ではなく、動かして初めて分かることだけです。

C版のファーストビュー。B版と同じ造形。
C / ファーストビュー(造形はBのまま、意図的に変えていない)
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C版の全景。
C版(現行)を開く

見た目が完成すると、
壊れていても気づけなくなる。

A→B で変えたのは造形です。ここは分かりやすい。 並べれば違いが見えるし、良くなったと言える。

B→C で変えたのは検品です。 スクリーンショットで見比べても、ほとんど違いが分かりません。 それでもBは、速くスクロールした人には本文がほとんど見えていませんでした。 きれいに出来上がっているほど、最後まで見た気になって、動かして確かめる工程が飛びます。

AIは、見た目を完成させるところまでは連れていってくれます。 そのあと「本当に動くか」を実機で確かめるところは、まだこちらの仕事でした。